存在証明

とは名ばかりの趣味のさくぶん。

飴細工の相関

あのキッチンで見たお前は

あまりにもボヤケて見えた

 

あの机から思い出したお前は

俺とは住む世界が違った

 

あのホールでちょっかいかけてきたお前は

少し顔を赤らめていた

 

白熱球が照らす空間には

"必然"を感じた

それだけで十分だった

 

あの倉庫で泣きついてきたお前は

いつになく守りたく思えた

 

あの居酒屋で話したお前は

多分、俺を頼っていたんだろう

 

あの道で交わしたキスは

全て嘘だったのかもしれない

 

無規定に点滅する街頭の下には

何も感じなかった

あの日涙ぐんでたお前の顔で十分だった