存在証明

とは名ばかりの趣味のさくぶん。

成人式

ベテルギウスの灯が暗闇を照らすことなんて期待できないし

そもそもエンドロールなんてものが始まるストーリーではなかった

 

僕の想いは流星群のように儚く

君の想いは高積雲のように点々としていた

 

灯はいつまでも僕と君を照らそうとはせず

君はいつの間にか、暗闇の中に消えていった

 

精一杯素っ気なくできただろうか

精一杯当たり障りない反応をできただろうか

 

海辺の石ころみたいな自信は荒波に呑まれ

あの光る小惑星みたいなプライドはいつの間にか光跡を描いて消えた

 

 

 

君の薄紫色の振り袖が綺麗で

帰り道に空を見上げる

ああ、この輝きだけは平等にヒトを照らしている

いくら追っても追いつかないし

手を伸ばしても届かないけど

僕はこの暗闇を照らす灯を探し続ける